境界性人格障害とマザコン
境界性人格障害は女性が多いという傾向でしたが、近年では男性も増えていると言われています。
男性の境界性人格障害の人の特徴というと「マザコン」でしょうか。
マザコンと境界性人格障害との関係性について見ていきましょう。
いつまでも母親像を求めている
マザコンでなくても、結婚相手を自分の母親と比較すると、性格面が何かと似ていることありませんか。
自分も主人から「おふくろと似ている」と言われたほど。
その程度のレベルなら普通の夫婦の会話ですが、マザコンの場合は結婚しても母親と同じ世話をしてほしい。
妻よりも母親に世話されたい。親離れができない。母親と息子の関係が断ち切れない状態が続いています。
境界性人格障害の人は依存傾向にあるため、親の絶対的支配から逃れることは難しく、男性の境界性人格障害の人がマザコン傾向がある理由は、考え方を変えない以上症状はそのままです。
人生の転換期に母親がそばにいてくれた
マザコン傾向の人の人生を振り返ると、受験や就職に全て母親が関わっていた傾向があります。
婚活サービスの中で「代理婚活」というのがあり、息子や娘の代わりに親が婚活相手を探すというもの。
子どもの婚活にも親が参入する場合もあるのです。
このように人生の転換期に母親の力を借りた人に、自分で「選択」する力は無く全て母親に頼ると生活が当たり前のようになっているのです。
「いつまでもあると思うな親とお金」
境界性人格障害の依存傾向が強い人は、その時が来ることをとても恐怖に感じているでしょう。
母親が亡くなった後は、周囲が手につけられないほど、クレーマーになりやすい傾向と、1人の人間としてやっと生きられると前向きになる傾向も見受けられるので、周囲のサポートと見守ることが重要になってきます。
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