境界性人格障害とDV
境界性人格障害の人は恋人、または夫(妻)、さらに自分の子供にまでDV(ドメスティックバイオレンス)を起こしてしまう事があります。
境界性人格障害とDVにはどの様な関係があるでしょうか。
境界性人格障害の人が起こすDV
境界性人格障害の人は、自分の思う通りに物事が進まないとヒステリーを起こし暴力的になりがちです。些細な事でも敏感に反応し、暴力を振るってしまいます。
特徴的な点として、赤の他人の行動については我慢強く接する為に暴力を振るわない場合が多いですが、身近な存在である恋人や夫(または妻)、自分の子供に対しては遠慮無く怒りをぶつけて来る点です。また、暴力を振るった事に対して後悔や反省をする事が無いという点も特徴であります。
暴力的な行動を行う相手は恋人や夫(または妻)、自分の子供が対象になり、家庭内暴力(DV)となります。もし境界性人格障害の人の母親が側に存在している場合は特に母親に強く当たります。
DVを起こす境界性人格障害の人の心の根底には「相手を自分の思い通りにしたい」「何をしても見捨てないで欲しい」という欲求が根付いています。
まず行うべき事は精神科を受診してカウンセリングや投薬治療を受ける事ですが、受診する事を拒否したり、薬を全く飲まないといった状態であれば、些細な事でまたDVを起こしてしまう為、恋人であれば別れてしまった方が良いでしょう。
また、結婚しており、子供も居れば、DVの対象が子供になってしまう場合があります。すると子供まで境界性人格障害や他の人格障害、精神疾患を患ってしまう可能性も考えられる為、治療を受けないのであれば離婚をする旨を境界性人格障害の妻(または夫)に伝えるべきです。
もし、それでも治療を受ける事を拒否し、家族へDVを起こす状況が続く場合は離婚をして子供を引き取る必要があります。
境界性人格障害の人の特徴の一つである「見捨てられ不安」によって離婚する事を拒否する場合がありますが、暴力を受けている事と治療を受けない事について言及し、このままの状態では婚姻関係を続けていく事は出来ないと、しっかりと伝える必要があります。
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