境界性人格障害と嫌がらせ
境界性人格障害の人は二極思考しか出来ない為、他人を「好き」か「嫌い」でしか判断しません。その為「嫌い」と思われた人は、嫌がらせをされる場合があります。
境界性人格障害の人が起こす嫌がらせ
境界性人格障害の人は一度「好き」だと思った人に対しては、何をしても褒めたり、甘えたり、愛想良く振舞いますが、一度「嫌い」になった場合や元々「嫌い」である人には攻撃的な面を見せます。
学校や職場で境界性人格障害の人のターゲットになってしまった場合、まず周囲に嘘の噂や悪口を広められるという嫌がらせが始まります。
その内容は様々ですが、境界性人格障害の人自身が被害者であり、ターゲットにした人から嫌がらせをされているといった物が多いです。勿論事実では無い為、周囲の人間を説得しようとしますが、始めは信じてもらえないでしょう。
しかし噂や悪口の内容が嘘である事が分かる証拠を見せて説得し、周囲の人も少しずつ境界性人格障害の人の異常性に気付き始めると、ようやく噂や悪口は嘘だったと認めてもらえる様になります。その様になるまでにかなりの時間を要する事もあります。
また、嫌がらせの一つとして、職場でわざとターゲットが小さなミスを何度も起こす様に、業務上必要な情報をあえて伝えないという事をします。そしてミスを大きな事として取り上げ、ターゲットの地位を脅かす事があります。
他にも「自分の事を周囲の人に言いふらした、そういう事をするならこちらにも考えがある」と詰め寄る事があります。勿論、境界性人格障害の人の事を言いふらしたのは境界性人格障害である本人であり、それをターゲットが言いふらした事にして、ターゲットを訴えるという様な行動を取る事があります。
ターゲットがその行為に対して強気で対応すると「自分はこんなに嫌な思いをしているという事が分からないのか」と泣き出す事もあります。事情を知らない周囲の人から見れば、ターゲット側が悪い事をしたかの様に見えてしまいます。
この様な嫌がらせに対して「では、どうしたらいいのか」「一度話し合いましょう」と下手に出てしまうと、境界性人格障害の人から下僕の様に見られる事になり、自傷行為を繰り返す度にターゲットに問題があると周囲に言いふらして同情してくれる人を取り巻きにして、ターゲットの行動を逐一チェックするようになったり、ターゲットのする事を常に上から目線で指図する様になってしまいます。
どの様な対応をするべきか
ターゲットになってしまった場合は、まず境界性人格障害の人から出来るだけ離れる事が必要となります。もし電話番号やメールアドレスが知られている場合は、着信拒否の設定をしましょう。そして学校や職場で話しかけられても無視するようにしましょう。
また周囲の人の理解も必要です。悪い噂や悪口が境界性人格障害の人が勝手に作った嘘だという証拠を周囲の人に見せ、境界性人格障害の人の異常性に気付いてもらう事が大切です。
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