境界性人格障害と共依存
共依存とは、自分を大切にしたり、自分の問題よりも、パートナーや家族、恋人、友達の身近な存在の問題ばかりに、目を配っています。そして、自分自身がその問題を解決しようとしたり、問題を肩代わりしていったりします。
自分がいなければいけないというつもりで行動し、実は自分の存在をその行為やその人の中に認めさせることで、自分を確立していきます。境界性人格障害の一つの症状でもあります。
共依存の特徴とは
幼い頃に、家庭内で自分の存在が認めてもらえなかったり、親からもらうべき愛情が不足していたり、理由はそれぞれあり、その環境で育った人には、「自分は誰にも必要とされてない」という感情が常にあります。そのため、誰かから必要とされたいや誰かから愛情をもらいたいと思っています。
依存しやすい相手とは
- アルコール依存や薬物依存など、何かに依存している人です。
- DVを行っている人
- 自分に自信をもてない人
- 境界性人格障害を持っている人
などの人に依存し、そして、自分を必要としてくれそうな人を探していきます。自分を必要としてほしいということはある程度、人間ですからあるものです。ですが、自分の問題を放置し、相手のことばかりに気をとられている上、相手の問題を肩代わりしているので、自分の問題も相手の問題も根本的な解決にいたっていないということになります。ですが、この関係は居心地のいいものですので、自分の依存と相手の依存とお互いの依存関係をうまく築いていってしまうのです。
特に、境界性人格障害の人は面倒見の良い人を好んでいくこともあり、お互いに依存してしまうという関係になります。異常なほどに面倒見が良すぎる人というのは、共依存に当てはまる可能性があるということです。
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