境界性人格障害の人は相手を振り回す
境界性人格障害の周りの人は、感情の揺れや激しさに振り回されて、困惑し離れていきます。
患者本人に悪意があって行動するわけではなく、自分の感情のままに動くしか判断できない為に、周りの人の気持ちや痛みがわからないのです。
人との関わり方が分からない為、自分のそばを離れる人を放すまいとして、自分のテリトリー内に囲い込んでおきたいのです。
境界性人格障害の人はなぜ振り回す?原因は?
境界性人格障害の人に、なぜ人を振り回すのかと聞いても無駄なことです。
思考や価値観が不安定で、その振れ幅も大きく、常に否定的感情を抱えているので、自分の価値が分かりません。
否定的感情は、パートナーにも向けられて、一旦好ましくないと思うと、小さな何でもないような事も自分を否定する要因であると考え、負の連鎖のような感情に巻き込まれます。
パートナーへの不信感は、自分自身への不信感となり、被害妄想的な思考が生まれてきます。
自分で勝手に不信感を持ち勝手に被害妄想して、価値のない自分など捨てられるに決まっていると決めつけて、相手を非難し、試し、都合よく解釈できるまで責めて、否定する原因を探り、次の妄想を繰り返していきます。
周囲を振り回すことは、周囲の人の力を借りているの?
自分の中にある憤りや葛藤や激しい感情を自分の症状として、はっきりと実感できずに寄り添っているパートナーや家族に抱えこんでいる物をぶつけます。
自分で処理しきれないので、周囲に巻き散らすことで消化しようとしているのです。
相手にすればたまったもんではありませんが、自分の思い通りに落ち着くまで周囲を振りまわして、自分の求めるように治まれば、それで満足するのです。
迷惑極まりない行動ですが、自分でどうしようもないことを理解していないので、話しても通じません。
理解出来ないものに、怒り感情をぶつけ合っても仕方ないことです。
周囲を振り回すのは、周囲に力を借りて自分の納得できるように、問題解決をしているのだと理解することで、少しは落ち着いてみることが出来るようになります。
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