境界性人格障害の人はなぜ怒りっぽいのか
境界性人格障害の人はすぐに怒りだすという特徴があります。怒りの原因はほんの些細な事であったり、理不尽な事であったりと理解しがたい事が少なくありません。
何故怒りっぽいのでしょうか。
境界性人格障害の人の怒り
境界性人格障害の人が怒りっぽいのは、心の根底にある「見捨てられ不安」に因るもので、少しでも「見捨てられる」と感じた場合に境界性人格障害の人は急に怒り出します。
対象者は自分との関係が近い存在である母親や恋人、友人に向けられます。子供が居る場合は自分の子供に対して怒りを向ける事があります。
言葉で怒るだけでなく、暴力を振るう事もある為、児童虐待になってしまう場合もあります。
怒っている境界性人格障害の人の心の中は怒りの感情だけでは無く、様々な感情が渦巻いています。その中でも最も大きい感情は孤独感や不安感、空虚感です。
他の人からはただ怒っているだけの様に見えますが、本人は「自分は見捨てられるのではないか」「自分を受け入れてもらえないのではないか」という感情で満ち溢れており、その感情を上手くコントロール出来ない為に怒る事でしか表現出来ないのです。
境界性人格障害の人の怒り方は、本人でもコントロール出来ない程に強く、徹底的に相手を攻撃しないと気が済まないという非常に激しい物です。その為、子供に怒りをぶつける様な事態になった場合は、周囲の大人が子供をかばう必要があります。そうしないと子供の心は傷付き、やがて何らかの人格障害を抱えたり、うつ病等の精神疾患を患う事になってしまいます。
怒りをどの様に落ち着かせるか
境界性人格障害の人が暴言を吐いているだけの状態であれば、まず気持ちを落ち着かせる為に説得し、精神科で処方された頓服薬を飲ませる様にしましょう。そして「見捨てる様な事はしない」とはっきりと告げて、安心させてあげる必要があります。
もし暴力を振るう様であれば、その暴力を押さえ付ける力がある人がまずは冷静に暴力を止めさせ、落ち着く様に宥めて、頓服薬を飲ませましょう。水を飲ませるだけで落ち着く場合もあります。
また、普段から急に怒り出す事を避ける為に、境界性人格障害の人へは常に冷静に安定した態度で接する事が大切です。家族や恋人が日によって態度を変えて接していると、境界性人格障害の人の気分も不安定になってしまいます。
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