境界性人格障害の愛情に対する態度

境界性人格障害の愛情に対する態度

境界性人格障害の愛情に対する態度

境界性人格障害の人は常に愛情に対して飢餓状態であると考えても良いでしょう。

 

境界性人格障害の人は愛情に対してどの様な態度・行動を取るでしょうか。

 

境界性人格障害の人と愛情

境界性人格障害になる始まりは、大抵は母親から愛情を受け取る事が出来なかった事によるものです。その為、常に周囲から愛情を得たいと思っています。しかしそれを上手く表現する事が出来ず、周囲から構って欲しいが為にリストカットや自殺を揶揄するような言葉を吐きます。

 

もし恋人が出来ても、心には「見捨てられ不安」が常にあり、自分が嫌だと感じる些細な行動を恋人が行ったり、恋人からの愛情が不足していると感じただけで「あなたは自分の事を愛していない」と突然攻撃的になり、別れを告げる事があります。

 

恋人との関係が深くなればなるほど依存する様になると共に「見捨てられ不安」の感情も増大して行き、感情のコントロールも上手く出来ない為、ある日は信頼して片時も離れずに居たのに、翌日には突然暴言を吐く事もあります。

 

境界性人格障害の人は愛情飢餓状態である為、愛情を注いでくれる人が居れば際限無く要求してきます。その要求は「毎週末に会いたい」から「毎日会いたい」と変わるように、どんどん重くなる為、束縛される恋人は疲弊してしまいます。

 

境界性人格障害の人は魅力的な印象を持つ人が多く、恋愛関係でも無いのに異性に甘えてくる事もあり、恋人の様に感じる為、守ってあげたいと思って相談に乗ってあげたり、実際に恋人として関係を持つ人が多いですが、境界性人格障害の人は感情のコントロールが上手く出来ない為、急に別れを告げるメールを送ってきて、それを見た恋人が慌てて家を訪ねると「本当は別れたくない」と言い出したり、急に「今リストカットをした」「今すぐ家に来ないと自殺する」等といったメールを送ってくる様になります。

 

すぐに家に駆けつければ境界性人格障害の人は喜んで家に招き入れますが、メールを無視した場合「やっぱり自分の事を愛してなかった」「最低な人間だ」等という恋人を罵るメールが送られてきます。

 

この状況を良い方向に向かわせるには、やはり精神科を受診し、カウンセリングと投薬治療を受けることです。症状が改善していけば、恋人からの愛情をしっかりと受け止められる様になるでしょう。

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