境界性人格障害の人は謝ることができないのか
近年、人に対して謝る人が少なくなった気がします。
「謝れば負け」という考えがあるからでしょうか。
謝れば自分に非があると思われるのが嫌だという自己防衛が働いているのだとか。
その行為で周囲の関係が悪くなたったり難しい問題です。
境界性人格障害の人は「謝らない」と言われていますが、その背景に何があるのか見てみることにしましょう。
境界性人格障害の人は謝らないのか
境界性人格障害の人は「謝る」ことはしない行為についてですが、いろいろな理由があると考えられます。
例えば、兄弟が多くて全て「自分がやったことにされた」ため無駄に謝る機会が多く理不尽に扱われた。
自分が謝れば物事が丸く収まるという環境にいた場合、人によっては「謝るのが嫌だ」とトラウマになり人に謝ることはしないという理由もあるのです。
いつも自分のせいにされた反動で、自分のせいにされたくないという防衛反応を起こし「他人のせいに」する傾向があります。
どんなに自分に非があっても「私は悪くない!」という歪んだ気持ちが支配しているというもの。
境界性人格障害の人の特徴に、謝らない傾向があるというのはまんざら嘘ではないといことです。
謝るのが怖い
境界性人格障害の人は人に見捨てれることに不安を抱えています。
そのため、自分が非があり周囲に謝った瞬間に自分から離れていくのではないかという不安が生じて謝ることが自分にとって損することだと考えられます。
謝る=悪者扱いされる
この方程式が心にこびりついている以上は、「被害者」を悪者することを平気で行います。
人に謝れない人には「謝る」ということは、決して悪者扱いされるためにあるわけではないと伝える人が必要ですが、謝る=悪者になりつつある社会になっていることのほうがよほど恐ろしいことではないかと考えています。
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