境界性人格障害と不安障害
境界性人格障害の人と不安障害
境界性人格障害の人には、不安障害や摂食障害などを併発することが多いとされています。
不安障害とは、不安を主症状とする不安神経症ともいいます。不安は、大きな理由はないのですが、なんとなく不安という恐れでもあります。これは誰にでも見られることなんですが、は理由がないのに、不安になり、それがずっと続くことで、身体症状が伴ってくるものです。
症状の現れ方
常に不安、敏感、落ち着きがない、イライラ、緊張、集中困難などの精神的なものによる症状と、首や肩こり、頭痛、震え、動悸、息苦しさ、めまい、頻尿、下痢、疲れやすい、不眠などあらゆるところに症状が体にでるものがあります。
とにかく不安であったり、心配であることが慢性的に続く(診断では6ヶ月以上続くこととされています)のが特徴であり、そのうちに段々と自分は大きな病気になっているなどと少しの身体的症状でも検査をしてもらおうとし、色んな病院やクリニックを訪れてしまいます。ですが、病院に沢山かかろうが、検査をしても症状の原因となる身体的疾患はみつかることはありません。
これが、不安障害と呼ばれるものです。この不安障害を併発しやすいのが、境界性人格障害です。もともと境界性人格障害の人は精神的な病気を併発しやすいとされています。そのこともあり、不安障害を併発してしまうのです。
不安障害には、薬により症状の緩和を図ったり、カウンセリングでその不安を吐き出すことも大切です。病院にいけばすぐに治るものではありませんが、境界性人格障害の治療と平行し、行っていれば、症状が徐々に緩和していくでしょう。境界性人格障害でも不安障害でも諦めたり、焦って治すことは逆に遠回りになってしまいます。諦めず気長に治していくようにしましょう。
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