境界性人格障害と若年性ミオクロニーてんかん

境界性人格障害と若年性ミオクロニーてんかん

境界性人格障害と若年性ミオクロニーてんかん

若年性ミオクロニーてんかんとは

若年性ミオクロニーてんかんは、8歳から20歳くらいのときに発症します。ミオクロニー発作というものが起こりやすいのが特徴で、特発性てんかんの20%から25%を締めるとされています。不規則におこるミオクロニーが両腕に強く現れ、発作のせいで転倒してしまうこともあります。

 

さらに、ミオクロニー発作以外にも強直間代発作や欠神発作を合併させることがあります。この発作は、目覚めてから30分から1時間くらいに多く起こるとされ、意識障害はありません。日常生活で点滅する光をみるとミオクロニー発作をおこすことがあります。

 

抗てんかん薬で発作を抑制することができますが、薬の減量や中止により再発してしまいます。

 

症状がでやすいタイミングは、覚醒時や夕方くつろいでいるときにでやすいとされています。また、発作は、睡眠とも深く関係しているので、夜中にまで起きていたり、途中で目覚めさせたりすると発作がおこりやすくなります。睡眠をしっかりとることが発作を誘発させないことの第一歩となります。

 

若年性ミオクロニーてんかんの患者さんの中で、境界性人格者の人が持ち合わせている割合は、23%にものぼります。

 

境界性人格障害の人は様々な症状を持っていて大変ですが、この若年性ミオクロニーは抗てんかん薬で症状を十分に抑えることが可能ですので、早めに病院を受診し、お薬をもらい安心した生活を送っていってほしいと思います。

 

あわせてカウンセリングなど境界性人格障害のほうの治療もしていくといいと思います。境界性人格障害は、早めに治療を開始すれば早めに治るとされています。ですので、早くに治療を開始するようにしていくといいでしょう。

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