境界性人格障害と発達障害
発達障害との関係
発達障害は、知的障害を伴わない自閉症スペクトラム障害のことをいいますが、境界性人格障害と似ていることから間違えられることもあります。しかし、発達障害は、生まれつきなのです。
それに対して、境界性人格障害は、育った環境により引き起こされる病気ですので、もともと持っているわけではありません。では、どうして、似ていると言われてしまうのか。
似ているところ
共通点は、脳の血流や神経伝達物質が普通の人と比べてみると正常ではないという点は同じなんです。また、自閉症の症状が見られるという点も共通しています。
- コミュニケーション能力が乏しい
- 社会性が乏しい
- 想像力が乏しい
のような症状が現れることがあり、そのせいで間違われやすいのです。
発達障害と境界性人格障害は、人間関係の構築が難しいということもあげられていますが、境界性人格障害の人は依存してしまい、感情のコントロールが難しいということがあり、他の人とぶつかりやすくなっていて、それは、幼少期の親と子供の関係がうまくいかなかったことから感情のコントロールができなかったり、依存してしまったりと言うことが起きますが、発達障害の人は、他人との関わり方が難しかったり、その手段が分からないことや空気が読めないことが多かったりがあり、その結果、周囲の輪に溶け込めないということがあります。
ですが、この障害は、生まれつきですので、境界性人格障害とは全く違います。
はたから見ると同じ様に見られるのですが、かかわってみると両者は全く違い、意外と見抜くことができるのです。
自分でこの症状があるからこれであるという判断はせず、必ず医療機関でしっかり判断してもらうことが大切ですので、一度精神科や心療内科へ言ってみてください。
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