境界性人格障害と摂食障害

境界性人格障害と摂食障害

境界性人格障害と摂食障害

摂食障害とは

摂食障害は、拒食症・過食症というタイプがあり、拒食症では、極端な食事制限があったり、体重を減らそうと必死に運動をしたりします。そのため、体重が減りすぎて女性の場合、月経が止まってしまったりすることもあります。また、拒食症に対して、病的であるという認識がなくそれが当たり前のようになってしまいます。

 

また、摂食障害であること隠すために、人前ではしっかり食べているところをみせ、トイレに行って吐き戻しということを行うこともあります。さらに、拒食症の人の無茶食いや排出型では、短時間に大量の食事をする過食行動が見られます。その後吐いたりするので、指にタコができている人も多く、指にタコができたところを「吐きダコ」と呼んでいるのです。

 

境界性人格障害との関わり

過食行動の裏には、寂しさや空虚感、絶望、孤独感、怒り、不安感、自暴自棄などの感情などからおこります。境界性人格障害の人の場合、感情抑制、コントロールが極めて困難であり、なりふり構わず行動してしまうことが大きな症状です。その中に摂食障害が起こる原因が含まれてしまうのです。

 

摂食障害では、体重が減りすぎてしまったりすると生命の危機もありえます。突然死んでしまうこともありますし、心臓に大きな負担をかけていることもあります。その為、重症の場合は、入院して、食事管理をしてもらうことも必要です。

 

摂食障害では、隠れて吐き戻しを行っていることが多いので気づかれないこともありますが、あまりにも痩せてきていた時には、注意して観察してみて下さい。食べて終わった直後にトイレに行っていないか、食べたふりをして食べ物を捨てていないかなどよく観察していれば気づけるかもしれません。

スポンサーリンク