境界性人格障害とパニック障害

境界性人格障害とパニック障害

境界性人格障害とパニック障害

境界性人格障害の人はパニック障害を併発してしまう場合があります。

 

境界性人格障害とパニック障害の関係性について紹介します。

 

境界性人格障害とパニック障害の関係

パニック障害とは、突然起こる激しい動悸や発汗、息苦しさといった体の異常(パニック発作)と「このままでは死んでしまう」という不安
感に襲われる精神疾患です。

 

パニック障害の特徴は身体検査を行っても正常であるにも関わらず、パニック発作を繰り返す点です。多くの場合は1人で居る時や簡単に抜け出せない閉鎖空間(エレベーターの中等)で症状が起こりやすく、「また同じ事が起こるのでは」と予期不安を抱く事も特徴です。また、パニック障害は女性が患いやすい病気でもあります。

 

パニック障害は脳の中の危険を感じる機能が誤作動を起こして、アドレナリンが過剰に分泌され、何の危険も無い状況でパニック発作を起こしていると考えられています。また、セロトニンの異常分泌によってもパニック発作が引き起こされるとも言われています。

 

境界性人格障害の人はパニック障害を併発してしまう可能性があります。

 

しかし、何か特定の状況や出来事が起こった時だけにパニック症状を起こす場合はパニック障害ではありません。予期しない状況でパニック症状が1ヶ月以上起こる、または1ヶ月以上パニック症状について不安を感じている様であれば、パニック障害について精神科を受診する必要があります。

 

パニック障害は適切な投薬治療を受けていれば完治する症状です。

 

気を付けなければいけない事は、境界性人格障害の人が特定の人への怒りを表現する為にパニック発作を利用して相手を追い詰める事です。(「あの人が嫌がらせをするからパニック発作が起こった」等と周囲に言い触らす等)

 

その為、パニック障害の治療と共に境界性人格障害の治療(カウンセリングと投薬治療)が必要となります。

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