境界性人格障害の現実認識・現実逃避
境界性人格障害の現実認識
境界性人格障害の人は、自分が大した人間ではないという欠点を常に抱えており、否定的な考え方を持っています。そのため、自分の問題をしっかりとみることができなく、現実から逃げてしまうという現実逃避をしてしまうことがあります。それは、自分が自分であることを受け入れることができないので、現実認識が乏しいということになります。
現実認識ができないと生活が送りにくく、また、自殺行為を繰り返すということにもつながり、周囲の人は、大変な思いをしますが、もちろん、ご本人の命に関わることに繋がるので、早期に対処してあげることが必要になります。
本人が気づいてないこともあるので、その場合、周りの方が医療機関にご相談に行ってあげてほしいと思います。そして、医師の指示をあおり、必要であれば、入院などの措置をしてもうようにしましょう。
境界性人格障害と現実逃避
先に、少し触れておきましたが、現実から逃れるために、現実逃避をすることがあります。現実逃避は、辛い現実を求められたり、何かしなくてはいけないという嫌なことから意図的に注意や意識をそらすために行います。
人間ですから、いやな事があれば逃げたくなるのは当然ですが、境界性人格障害の人は、現実逃避の手段として、自傷行為、相手に対して暴力的になったり、自殺してしまうということもあり、危険なことをすることで現実から逃れるということになります。
ですが、現実逃避を重ねていてもなんら解決にはなりません。病院にいき、きちんとした治療を受け、自分と向き合うと言うことが大切です。嫌なことから逃げることは、時には、必要となりますが、逃げてばかりでは、駄目なんだということも理解する必要があります。
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