境界性人格障害の病態のレベル
境界性人格障害は精神障害のなかでも症状が見つけにくいと言われています。
「白黒はっきりしないと気が済まない」という性格ということで処理されているということでしょう。
実際、境界性人格障害の病態はどのようなレベルなのか気になりますよね。
境界性人格障害の病態とは
境界性人格障害は内向的かつ攻撃的。
時にはうつ状態になるし、自分を傷つける不安障害の恐れあり。
簡単に表現するとこんなところでしょうか。
適応障害の中に不安障害の症状がありますが、境界性人格障害も自我の不安から周囲に対する攻撃的行為が共通しています。
また、発達障害の対人コミュニケーション能力の欠如・うつ状態の共通点を照らし合わせると、境界性人格障害の病態のレベルは以下のとおりです。
- サド・マゾな性格
- 依存性が高い
- 自己愛が強い
- 妄想しやすい
- 反社会性が強く協調性が欠けている
内向的と中間 外交的な行動が両極端であり、パーソナル障害の分類から判断すると、「高レベル境界性」「低レベル境界性」の2つ全てに当てはまるということです。
精神障害と神経症の中間の位置にあるということが分かってきました。
■境界性人格障害は総合的な心の病であるのか?
精神障害、神経障害と2つの分類に分けられ心の病ですが、境界性人格障害だけは区別がありません。
精神的、神経的な要因が全てそろってしまったとしか言えない病気なのでしょう。
境界性人格障害はその時によって考え方も変わっていきます。
選挙でいうと選挙前は「野党」を支持をして選挙運動をしていたのに、選挙前日になったら「与党」の選挙運動に参加する行動を平気で起こすということ。
これも自分が不安にならないための防衛反応でしょう。
防衛反応のために周囲が振り回わしていることに全く気づかないのも自分を守るために必要のない能力として脳が判断してるのかもしれません。
脳が判断してる以上は当事者の行動のレベルを下げるというより行動を変えるきっかけを作ることが必要のようです。
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