境界性人格障害の人が抱える空虚感

境界性人格障害の人が抱える空虚感

境界性人格障害の人が抱える空虚感

空虚感とは「心に大きな穴が空いたような感じ」を表現します。

 

簡単に言えば、オリンピックで金メダルを獲得したアスリートが「燃え尽き症候群」に陥る状況だと想像してください。

 

境界性人格障害は燃え尽き症候群が毎日起きていると過言ではありません。

 

心の中にある空虚感がいかなるものか見ていきましょう。

 

空虚感を感じる時とは

  • 自分なんていないほうがいい
  • 生きる意味ってあるんだろうか
  • 何やっても誰かとうまくいかない

 

このような感じを持つようなこと誰でも起こりうることではないでしょうか。

 

境界性人格障害の人は「自分」はどういう人間なのかを認識できないと言われています。

 

自分を見出すために暴力やクレームなどの行為を起こすものだとされています。

 

そして、空虚感から抜け出すために「リストカット」をして傷が痛い=生きてる。

 

さらに悪化すると自殺未遂を起こしてしまうと空虚感からくる衝動的な行為は突然おきるという背景が伺えます。

 

空虚感が強いと犯罪行為を起こすことも

「死にたいと思ったけど、自分が死ぬのは嫌だから一緒に死んでくれる人が欲しかった」

 

通り魔殺人を起こした容疑者の犯行の経緯から物語っているように、自分の価値を見出せないことで不特定多数の人を襲う行為を平気で起こす「自己確認型犯罪」。

 

これらが全て境界性人格障害の人が起こしているかは断定はできませんが、空虚感が極端に感じやすいと上記のような起こりやすいということです。

 

境界性人格障害の原因の1つで、親の前では「良い子」を演じ続けて親も当事者も本当の自分が分からないというもの。

 

親の理解も得られず自分の殻に閉じこもりやすいことも空虚感が支配されやすいのです。

 

空虚感は生きている間に必ず実感するものですが、「世の中すんなり物事が進まないもの。進まないからこそ何事も挑戦して体得していくことが生きる楽しみがある」と誰が記さないといけない時代になってきているのかもしれません。

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