境界性人格障害におけるスプリッティングとは
スプリッティングとは「分裂」という意味です。
0か100なのか、白か黒かどちらかて考える境界性人格障害の人が自分を守る防衛反応であると言われています。
境界性人格障害のスプリッティングというのがどのようなもなのかを見ていくことにしましょう
境界性人格障害のスプリッティング
事例
1「2さんって肌が汚い?」
3「言葉を選んだ方がいいよ?そんな失礼だよ」
1「はぁ?肌が汚いんだからしょうがないじゃん!」
2「3さんいいよ?本当のことだし」
1「本人も認めてるんだからいいよね??うっわ??マジ汚い!きちんとケアしないと女失格だよ!」
という会話がスプリッティングです。
本来なら1さんが「ごめん。言葉が過ぎた」と言えば3人の関係も丸くおさまるのですが、スプリッティングを使うことにより3人の関係が悪化してしまうんです。
1さんは心のなかで2さんに対して失礼なことを言ったと思っていますが、「肌が汚い人間が悪い」という考えがあるため上記の流れになってしまうということ。
肌が汚いと思ってもあえて口に出して言わないとい上に気配りが分からないのも境界性人格障害の特徴です。
スプリッティングは自分をダメ人間と思いたくないから
境界性人格障害の人は「自分から悪い」と思われることを非常に嫌います。
自分がダメな人間だと認識したくないため自分に非があったとしても認めない行動に出てしまうのです。
人間には長所と短所がありまますが、短所は悪は長所が善しか見られないのも当事者にとって苦しい一面です。
スプリッティングは時に自分を余計に傷つけてしまうこともあるので、なかなか自分でコントロールができないのも境界性人格障害の特徴の1つであることを知っておきましょう。
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