境界性人格障害の自覚
境界性人格障害を抱えている人は、「境界性人格障害」と診断された人の約60%から90%以上の人が他の精神疾患を抱えているので、その疾患を治すために精神科を受診し、わかったと言うかたも少なくありません。さらに、感情をコントロールできずにいるので、精神科の受診が困難であったりすると適切な診断を受けられないと言うかたもいらっしゃるので、自覚するということが非常に難しくなってきます。
治療には自覚が大切
治療をするのに、自覚がある場合とない場合では、かなり変わってきてしまいます。自覚がある場合、治療に積極的になってくれるので、改善しやすいのですが、自覚がなければ改善が難しくまた、治療の途中でやめてしまうということもかなり多くなってきます。特に治療開始から3ヶ月以内の治療放棄ということが多くなってきており、治療自体が困難であるということが多いのです。
まずは、自覚してもらうことが大切ですが、患者さんのほとんどが「病気ではない」といい、そこから怒りが爆発することもありえます。この場合、無理に治療させることは難しいので、周りの方が病院へ相談し、どのようにしたらいいのかを指導してもらうことがいいでしょう。
必ず治る病気ですし、さらに年を重ねていくと落ち着いてくるということも分かっています。すぐに治そうとせず、時間をかけて治すこと、辛抱強く、話し合いを重ねていくことも大切になってきます。周りの人は、見捨てることはしないということしっかり伝えていき、治療をすれば必ずよくなることを伝えていき、自覚をもたせることも大切です。家族だけでの解決が難しいので、必ず、病院へ相談へ行ってください。
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