境界性人格障害は増加しているのか
大人の発達障害が増加傾向にあるのと同じ、大人になってから実は「境界線人格障害」と検査を受けて初めて分かることが多く、今後も増加していく可能性は高いでしょう。
両親が「神経質な子」として詳しく検査してなかったことが大半です。
発達障害や境界線人格障害が意外と身近な存在であるかもしれません。
■成果主義が境界線人格障害を増加させる?
日本の終身雇用の崩壊しつつある現代社会。
代わりとなる「成果主義」が企業に浸透しつつあります。
成果主義は全て実力と人柄と人脈がないと上に上がることは難しく、ただ年数が上がれば給料が上がるという終身雇用よりは「正当な評価」で判断できる反面、実力がないと自然淘汰していきます。
日本の場合は新入社員として企業に入らないと正社員として生きていけれない傾向があり、就活で失敗すると「人生の壁」に当たってしまうことも。
今まで挫折を経験してなかった人が初めて受ける仕打ちに自分の中で対応できることができず、社会に対する不安が自分と家族に怒りを向けてしまう流れになってしまうこと。
今の社会の仕組みが境界線人格障害が表に出てしまうスイッチであるという考えは、皆さんにどう映るでしょうか。
自分にいっぱいいっぱいの社会の負のスパイラル
境界線人格障害に家族や自分がなったとして、相談する相手はいるのか。
ネットですぐ調べられますが、いざという時の情報はなかなか調べられないものです。
以前は「祖父母」に愚痴というカタチでいろいろ話を聞いてくれる環境でしたが、核家族化なため仲間はいるけど悩みを聞いてくれる人はいない環境であること。
症状がどんどん悪化してしまい家庭の機能も低下している状況が報告がある以上は、今後も境界線人格障害の人が増加する傾向になると考えています。
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