境界性人格障害の治療ガイドライン
境界性人格障害の人を治療する際であったり、診断する際に、やみくもに、医者や病院がこの方法で治療しようとかこの病気と診断しているのではありません。診断に関しては、診断の基準となるものがあり、治療に関してもガイドラインというものが存在しており、それにのっとって治療を進めていってます。
ガイドラインには、患者さんに対する対応の仕方であったり、自分自身が患者さんに振り回されないようにしたり、感情を爆発させないように対応できるようにガイドラインでは定めてあったりするのです。
一文ではありますが、「治療者は、患者に対して、あなたのことを心から心配している、あなたを大切に思っているし、助けてあげたいと思っている、あなたを理解しているという態度を真摯な言葉によって示すことは、患者さんの信頼を得て患者さんに自己を開示させ、患者の治癒を導くために、なくてはならないこと」などと書いてあります。
これは、精神的な治療というよりは、治療者は、受容的、共感的であることが最も求められているということです。
このように、手引きのようなことがかいてあり、患者さんに対しての対応方法がかかれいます。
しかし、どの病院でもこのガイドラインを使用し、しっかり患者さんを受け止めているところはあまり多くなかったりします。というのも境界性人格障害の人というのは、長期的な治療が必要で、治療者が攻撃の的になってしまうということから、診察を拒否しているところもあるのです。
本来、診察を拒否するなんて医者がやることではないのですが、それだけ難しい病気であり、治すのが困難であるということがわかります。病院からも拒否されてしまうととても辛いのですが、そういった病院もあるということも頭にいれておいていただけるいいと思います。
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