境界性人格障害とデイケア
境界性人格障害の社会活動
境界性人格障害の人は、一度社会へ出たことがあったとしてもその社会との距離感をうまくつかめず、対人関係が築くのが難しかったりと社会活動をすることはとても難しいのです。
また、治療をしながら、会社へ勤めることは難しかったり、治療に専念できないということがあります。結局は、会社をやめてしまうということにも繋がります。そうなると再度社会へでていくのには、勇気が要り、さらに難しくなることが予想されます。それを克服するために、「デイケア」という社会療法があります。
デイケアについて
デイケアは、患者さんが対人関係でトラブルとなりやすいのを訓練するための場というと分かりやすいと思います。社会生活で必要なスキルを身につけながら対人関係の距離感を掴んでいくことができ、病院での治療もあわせてできるので、境界性人格障害の人には、とても有効なんです。
デイケアの流れ
治療
外来での治療を受けながら通います。
デイケア
社会復帰への足慣らしを行います。患者さんが集まり、スタッフとともに、様々なことに挑戦し、数時間、施設ですごし、距離感などを掴みます。
プログラム内容は、料理や書道、スポーツやミーティングなどに参加し、いろんな人と関わりながら、作業をすることで、協調性や集中力を高めていきます。患者同士で話し合いをすることも大切ですし、一人で黙々と作業することも大切です。さらに、施設スタッフがいるので、スタッフに悩みを相談したり、どうしたらいいのかなどを効いていくこともできます。
社会復帰
これらの経験を得て、仕事や学校に復帰できるようになります。
費用は、保険が適用されて、1日に1000から2500円くらいとなっています。1日6時間くらいとなっていますが、必ずしも6時間入る必要はないですし、毎日通う必要もないので、気軽に利用してほしいと思います。
デイケアは、社会復帰への第一歩となります。会社へ戻りたい、学校へいきたい、でもまだ不安があるという人はこちらの施設を利用することをお勧めします。
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