境界性人格障害の人の育て直し

境界性人格障害を消失させるには、今までの環境に対応させるために生まれた「考え」や「行動」を改め、新しい考えかたにさせる支援が必要です。

自分が持っている吃音症は、障害ではなく「人の本音が一発でわかる神仏が与えられた宝物」と。あるお寺の住職さんの言葉が生きる礎になっています。

とは言ったものの、これらの方法は長い時間と年月が必要ということです。

境界性人格障害の人に必要なものは「無条件の愛情」

心理学の学問の何によく出てくる言葉のひとつです。

無条件の愛情とは赤ちゃんの時に親から、祖父母から親戚から「泣いてもかわいい！寝てもかわいい?おもらししてもかわいい」という表現だと分かりやすいと思いますがいかがでしょうか。

分かりにくい場合はこのような例えがあります。

「テストで100点とったら、人気のゲーム機を買ってあげる」

「オーデイションに落ちても、お母さんの中の1番はあなたよ」

どちらが無条件の愛情でしょうか。

答えは「後者」です。

境界性人格障害の人は親から無条件の愛情を受けずに育ってきた傾向が高く、空虚感が支配しています。

空虚感を埋めるために、人への期待と自分を理解してくれる人がどうかを無理難題を押し付ける行為をが出るとされています。

育て直しをする場合は「無条件な愛情」を当事者に与えなることから始めます。

■思い通りにするのではなく妥協と諦めも必要と教える

境界性人格障害の人は諦めと妥協という文字がありません。

結婚や就職、何かを決める時には理想ばかりを追求するのではなく、ある程度の妥協も必要だということ。

今は諦めるしかない物事でもある年齢に来た時に、願いが叶うこともあるのだと教える必要もあるのだそうです。

無条件の愛情の欠如のツケは人生を狂わせてしまうこと。

子どもを産むということは、産むの簡単だけれど育てるのは簡単ではないということです。