境界性人格障害と認知行動療法
認知行動療法とは、ものの考え方や受け取り方を変えるように日常生活を送るなかで治療をする心理療法です。
この療法は適応障害の治療にも使われており、根本的な原因を消失するために生活しながら専門医と一緒に答えを見つけていくため効果も高いと言われています。
境界性人格障害の人の治療に良い効果をもたらす治療なのでしょうか。
境界性人格障害の人に効果はあるか
認知行動療法は感情・行動・認知(好き嫌い)からくる衝動的な行動を起こす人にとって効果があるのか。
認知の歪みのある境界性人格障害から抜け出すためには、必要な治療法だと考えていますが、症状によって治療を台無しにしたりする人も報告されています。
「思い込みの世界」を生きてきた人にとってその世界が崩壊されることを恐れているため、専門医に対して問題行動を起こすこともあるのだとか。
そのため、境界性人格障害の人への治療には「限界設定」という当事者がどのような環境になったら限界と感じるのかモニタリングをしながら治療を進めていくと良い効果が見いだせるのだそうです。
長い時間ががかる
認知行動療法は時間がとてもかかります。
それは、当事者が問題に向き合い解決できるように行動をすることを望んでいるからです。
そのために何度もカウンセリングを重ねたり、どんな癇癪起こしても冷静に対応することで当事者と専門医との関係を深めていくには並大抵ではありません。
年齢を重ねていく度に精神的に安定したり、引越しなど環境が変わったりすることにより症状が消失する傾向があります。
認知行動療法は日常生活にとても馴染んでいることから、境界性人格障害の人に効果があると期待できるでしょう。
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