境界性人格障害の克服
境界性人格障害は、感情の起伏が激しく、情緒不安定であり、イライラした気持ちを押さえることができないという症状があります。さらに、現実を認識できないずに、現実逃避などが繰り返し行われたりすることがあり、本人はもちろんのこと周りの人もとてもしんどい思いをします。
原因は、幼少期の親子の関係にあるとされ、母親が十分に愛情を与えてなかったり、逆に過度の干渉や過保護といったことから始まってきます。
大人になると対人関係などで問題がでてきて社会に適応できなかったり、欝症状が現れて初めて精神科を受診するという方もいらっしゃって、そこで初めて自分が境界性人格障害であるということに気づくことがあるのです。自覚し、さらに、治したいという気持ちがあれば一番の克服への近道になります。本人のやる気がなくては、周りがどんなに説得しても克服することは難しいでしょう。
克服の方法
常に「境界性人格障害を治してやる」という気持ちを持ち、「境界性人格障害は治る」ということを忘れずにいてほしいです。そこの気持ちが揺らいでしまうと治療に向き合えなかったり症状が悪化してしまうということもあります。
境界性人格障害、そのものを治す薬というのは存在しないので、それに伴う症状を抑えるという薬を飲みます。不安、怒り、落ち込み、などには抗うつ剤や抗不安薬を服用します。これと並行して、カウンセリングを受けます。カウンセリングの方が重要とされていて、カウンセリングを受けることで症状がかなり緩和します。
とは言え、カウンセリングを受け続けることも一苦労なんです。相性の良いカウンセラーでないと長続きしないので、相性の良さが重要となります。また、カウンセラーとぶつかることも少なくないのでその場合、嫌になって逃げたくなることもあります。このような時にも逃げないで向き合うことが大切になります。
自分に負けないで、治ることを忘れずに向き合っていってほしいと思います。
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