境界性人格障害で強制入院する場合
境界性人格障害の治療法は認知行動療法という治療法で専門の施設に通院しながら行うと言われています。
しかし、治療をしていく中で症状が悪化をしたり、引きこもりがちになり通院も難しくなる人も少なくないとのこと。
どのような状況で強制入院をせざるを得ないのか見てみましょう。
強制入院する場合
強制入院する場合はよほどのことなのでしょうか。
境界性人格障害の人は自分のことを考えてくれるかどうか試すために、問題行動を起こす影響がどれほどなのかで判断するのかもしれません。
心理療法は、家族の協力がなくては進められないことから、このまま通院を続ければ家族共倒れになる状況も考えられます。
さらに、通院するのが嫌で引きこもってしまい部屋から一歩も出れない状況。
そして、問題行動がひどい時に行うとされています。
強制入院という言葉は「当事者がかわいそう」と思うかもしれませんが、当事者に振り回されている家族や周囲の人の配慮も考えないといけないのです。
強制入院をすることで家族に休息を与えることも
病院に入院することは、治療をする環境が整います。
強制したからと当事者を24時間監視することはなく、治療のスケジュールや入院先のルール中での生活を送ることになります。
境界性人格障害の人に与えていけないのは「甘え」です。
入院先では「甘え」は通用せずに暴れる人もいれば、環境がリセットされて症状が落ちつき治療を真剣に向かい合う人もいます。
家族と離れたかったという事例もあり、強制入院は当事者や家族にとっても決してデメリットでないということ。
家族にも心と体の休息の時間を与えるメリットもあることを知っておきましょう。
全ては当事者と家族の共倒れを守るために行う方法の1つなのです。
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