境界性人格障害は精神科医もさじを投げる?

境界性人格障害は精神科医もさじを投げる?

境界性人格障害は精神科医もさじを投げる?

境界性人格障害の患者を相手にする精神科医は非常に辛い事があります。それは境界性人格障害の人が持つ特徴によります。それによって手を焼く事があります。

 

境界性人格障害は精神科医も困る患者である

本人が境界性人格障害である事を自覚し、治したいと思っている場合は、精神科医はそれ程苦労する事はありません。しかし、家族の勧めによって精神科(もしくは心療内科)で診察を受ける場合、精神科医は苦労する事が多いです。

 

境界性人格障害に効くと言う特効薬は無く、少しでも症状を抑える為の薬しかありません。本人の自覚と努力が治療には必要となります。

 

境界性人格障害の人は二極思考を持っている為、担当医師に対して「好き」か「嫌い」でしか判断が出来ません。その為、医師を尊敬して神様の様に尊敬する場合もあれば、自分の敵であるかの様に罵声を上げる事もあります。

 

また、その時の気分次第で態度が変わり、前回診察した時は従順に話を聞いていたのに、次回は全く話を受け入れないばかりか、暴言や暴力を振るう事もあります。また、自分がおかしいとは思われない様に取り繕う為、家族の訴えと全く異なる、落ち着いた状態で診察を受ける場合もあります。

 

それでも医師は少しでも症状が改善する様に薬を処方し、必ず決められた時間に飲む様に指導します。そしてカウンセリングを受けるように指導し、カウンセラーを用意します。しかし指導に従わない場合は、他の精神科へ行く様に家族へ伝える事は珍しくありません。

 

また、指導通りにカウンセリングを受けたとしても、カウンセラーに対して嘘を付く事があり、家族の証言と食い違いが生まれ、カウンセラーが混乱してしまう場合があります。

 

他にも医師やカウンセラーが男性で、患者が女性の場合、患者が医師やカウンセラーをターゲットにする為に恋人にならないかと誘惑する場合があります。

 

この様な事もあり、対処しきれないと感じた医師がさじを投げる事は少なくはありません。

 

その場合は、家族が他の精神科を探すと共に、本人に境界性人格障害を患っている事を自覚して、治したいという気力を持ってもらう必要があります。

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