境界性人格障害と再婚

4組に1組の夫婦が離婚するという現代社会。

離婚率が高いのか、再婚専用の婚活があったりと新しいサービスも生まれています。

境界性人格障害の人の中に離婚を経験をして「再婚」したいという願望はあるでしょう。

境界性人格障害と再婚についても一筋縄ではいかないかもしれません。

境界性人格障害の人が再婚するということは、今までの考え方や生き方をリセットしでは、一からやり直したいと願っているということでしょう。

離婚を機に本格的に心理療法を行い、症状を緩和させるために過ごしていたのかもしれません。

新しい環境によって症状が完治できる病気であるため、再婚も自分の人生をやり直せるチャンスとして見ているのです。

2度と同じことを繰り返さないために、細かい条件を決めておく必要があります。

例えば連絡する時間を決めたり、パートナーを試さなくてもいつでもパートナーの味方であることを伝えること。

「あなたの要求に応えられなくても、見捨てるという意味ではない」とも理解できるまで話し合いをするなど、条件を設けておくことが症状を引き起こすリスクを回避する方法ではないでしょうか。

パートナーの甘えすぎずある程度、境界線を引くということは重要です。

生活はいろいろと理不尽なことがでてきます。その理不尽にヒステリックを起こすことを想定をして、新居の間取りなど、逃げ場所を確保できる環境を整える。

逃げ場所を確保するだけでも、相手の突然のヒステリックに怯えることなく生活できる措置として考えておきましょう。

自分のことを理解している人は、ヒステリックにならない生活環境を重視にして新居を探しているのです。

再婚が新しい人生のスタートになることを心から願いたいものです。