境界性人格障害だけど結婚したいと思ったら
結婚したいと思っている女性が「境界性人格障害」だったら、どうしますか?
彼女も自分の事を好きでいてくれているのは分かっています。
しかし、好きだからこそ結婚に踏み切れないと言うのです。
「同棲」と「結婚」の違い
好きで付きあい、すでに同棲しているのであれば結婚に何ら悩む必要はないと通常ならば、喜ばしいと考えるでしょう。
しかし、役所に提出する婚姻届けの紙一枚が大きな苦悩を生むのです。
同棲であれば、いつでも関係の解消は可能です。
彼女が無謀な行動や、感情のままに反社会的行動を取ったり、自傷行為や依存の生き過ぎによって、健常者である彼に多大な損失や苦痛を与えたならば、彼の意志で別れることも逃げだすことも出来ます。
しかし、結婚し夫婦として社会的に認められれば、簡単に捨てて逃げだすことは出来ません。
彼自身が望んで結婚したいと要望したのならば、一蓮托生、彼女の病気ごと生活していかなければなりません。
「結婚したい」と言われて戸惑う女性
通常、好きな男性から「結婚しよう」と言われると幸せで嬉しいものです。
しかし、「境界性人格障害」の彼女は、恋人として同棲している状態を壊したくないと言います。
大好きで幸せだと感じている今の状態が、結婚によって変化するのが「怖い」、変化することへの対応が出来ないので、結婚したら何が変わるかわからない事への恐怖心があるのです。
夫婦という家族になった時に社会的に経済的にどうなってしまうのか、わからない事への怖さです。
親への接触と、もしも子供が出来たらと考える事も、苦しさでいっぱいになってしまいます。
「結婚」しても変わらない事を理解してもらう
ある女性が話しています。
- 一生浮気しない旦那さんっているの
- 一生家族を愛する旦那さんっているの
- 一生家族を一番に考えて大切にする旦那さんっているの
- 一生奥さんだけに愛情を注いでくれる旦那さんっているの
結婚願望もあり、出来れば彼の子供も欲しいけれど、自分の意志がわからない彼女は「変化しない事」を希望しているのです。
彼の親や、経済的な問題、子育ての問題、たくさんの問題が頭をよぎると身動き取れず混乱してくるのです。
彼は、こんな彼女でもいいから結婚をしたいのです。
結婚しても今と変わらず愛し続けることを理解してもらう事に時間を掛けましょう。
そして、一緒に通院し治療し、大丈夫となった時に子供は考えましょう。
「境界性人格障害」は治る病気です。
主治医に相談したり、自立支援センターや職業訓練施設のサービス、社会福祉相談センターを利用して社会に適応していきましょう。
精神障害を抱える女性も、それを支える男性も幸せになっていいのです。
幸せになる方法は有りますから、少しづつ自分を見つめなおしていきましょう。
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