境界性人格障害と盗み・万引きなどの犯罪
境界性人格障害の人は自己の破壊を平気で行います。
その背景には「世間に見捨てられた」「自分を見捨てられる」不安と恐怖に心が支配されるからです。
お金を持っているのに、スーパーで万引きしている人は「夫や家族が自分のためにどこまでお世話してくれるのか」「面倒みてほしい」気持ちが高いと言われています。
境界性人格障害の人が万引きや盗みをやると・・・
自分を見捨るかどうかを毎日人に試している境界性人格障害の人たち。
「試し」がエスカレートしていくと家族の社会的地位を壊したり家庭破綻になる危険性があることを知っているのでしょうか。
万引きを続けてしまわないと「家族の絆があるかどうか分からない」という考えが境界性人格障害の行為を動かしています。
盗みも衝動的に行っていることが多く、罪の重さに気づいていません。
家族に見捨てれるかどうか「試し」ているのか。
家族の誰か(親や夫)の社会的地位を壊すためにやっているのか、家庭の事情がどうあれ、エスカレートする前に専門医に診てもらう必要があります。
このような背景は境界性人格障害のほかに摂食障害の人でも下剤を万引きすることもあるのだそうです。
人格の歪みは盗み癖がある?
境界性人格障害・摂食障害などを何かしら心の障害を持っている人が万引き・盗みを繰り返すことを「クレプトマニア」(窃盗癖)と呼ばれています。
クレプトマニアの特徴は、自傷行為をしていること。
男性より女性が多いことが挙げられます。
境界性人格障害の人の治療は通院しながらのケースか多いですが、稀に見る「強制入院」の場合はクレプトマニアのケースもあるということ。
ある事例で、家に置いていくと、コンビニエンストアや大手スーパーに行って万引きや盗みを繰り返すため病院に入院させた。という報告もあるほど。
万引きや盗みを繰り返す人は警察に突き出しても、警察は厳重注意するだけで世間に返されるだけで何も解決になりません。
警察と医療機関との連携をして、万引きと盗みを繰り返す人の心理状況を理解と適切な治療ができる環境作りを早急に対応することが必要になるでしょう。
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