境界性人格障害を仕事をしながら治療
自分が普通の人と違うのではないか、うつ病かもしれないと思い精神科を受診したら「境界性人格障害」と診断され、自分自身で信じられずに他の精神科に再度受診する人もいます。
次にも境界性人格障害であると診断されたら、周囲から敬遠される人格障害であっても認めるしかありません。
専門医で治療をすることを希望しますが、仕事をしなければ生活することもできません。
症状と治療計画次第で仕事も可能!
境界性人格障害の症状は、患者それぞれ異なります。
頻繁に自傷行為を繰り返して、すでに仕事出来ない状況である人から、時折感情の不安定があって周囲に迷惑はかけるものの、仕事を続けている人までいます。
軽度の患者の方が、治療に意欲的であると考えられます。
勤務先の対応次第である部分もありますが、仕事しながらの治療も可能です。
病院での治療計画(診療時間とカウンセリングなどの日時調整)と仕事時間が無理のないスケジュールであれば、診察、カウンセリング、薬物療法で治療をしていくことは出来ます。
しかし、これには会社の理解やパートナーや家族の強力が不可欠になります。
仕事先の理解と協力が必要になる
境界性人格障害の治療は、数か月の治療期間で何とかなるというものでも無ければ、服薬していれば発作が起きないというものでもありません。
治療していても気分の上下はあり、仕事先の問題やストレスを抱えていれば破滅的な行動に出ることもあり、一時的に症状悪化がみられた時は入院治療が必要になったり、仕事に行けない時期が出来る場合があります。
このような時に、会社が長期休暇や休職の対応をしてくれること、症状を理解したうえで仕事の軽減や配置転換をしてくれる会社であれば、協力してくれる会社に甘えて治療に専念しましょう。
職種や仕事時間によっては、主治医のストップがかかることもあります。
「治療できない」から仕事を辞めるか、「仕事できない」から治療を止めるか、自分の希望を主治医によく話し、支えてくれる人達と話しあって、一人で決めずに最善の方法を模索しましょう。
症状によっては「精神障害者」申請や「自立支援」申請などで、費用の軽減を図ることも出来ます。
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