境界性人格障害で仕事ができない
「境界性人格障害」の人が、仕事が長続きせずに転職を繰り返す話はよく聞かれます。
仕事ができない理由は何でしょうか?
長続きしないのではなく、トラブルを起こしてしまう症状に問題があって、会社のサポートにも問題があるのかもしれません。
投薬治療を続けながら、うまく付き合って仕事を続けている人も少なくありません。
仕事中に症状が出たら?
「境界性人格障害」の大きな特徴として、身近な人に依存する、見捨てられ不安、感情の不安定など心の個人的な問題があります。
発症した時からの症状に変化はありますか?
自分自身の事を客観的に見れていますか?
自分で自分がわからない、何をどうしたら良いかわからないという不安感は誰にでもあるものです。
仕事先に病気と症状を話していますか?
精神障害になりたくて発症する人はいません。
人を傷つけたり、自分を傷つけたりするのが気持ちよい人などいません。
ならば、感情を抑える努力と病院に行っての治療、カウンセリングを受けましょう。
仕事中にどうしても怒りが抑えきれそうになかったら、席を外して頓服があれば服薬して、庭に出るなりして気分を変えましょう。
その時は当然、上司か周りの人に一声かけましょう。
会社内での配置転換をお願しましょう!
怒りの症状や暴れるなどの症状は、社外の人が出入りする部署では会社としても避けます。
対人関係でストレスを感じる場合には、上司に部署の配置転換や移動を願い出ましょう。
急に変わることが出来ない場合、何日も気分の落ち込みや怒りの症状が消えない状態の時は、お休みをもらう事も大事です。
無理することは症状を悪化させます。
お休みして、落ち着いたら出社して部品の在庫管理や製品の仕分けなど、出来るだけ人に関わらずに淡々と仕事をこなす部署への移動をお勧めします。
問題を起こした時は冷静になる事を心がけて、突発的に辞めると言わないことです。
後になって、なぜ辞めてしまったのか後悔します。
出来れば、仕事を続けたいと考えているはずです。
会社の対応を非難するだけでなく、上手に薬を使いながら患者自身の治そうとする気持ちと、感情を抑える努力を進めていけば「出来ない」から「出来ることがある」に変わるでしょう。
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