境界性人格障害と休職
「境界性人格障害」の症状で、不安定な日が続き怒りや衝動的感情で、仕事に支障をきたすようになったら、一時的に職を離れてゆっくりと心身を休めるのも大事な選択になります。
有給休暇の数日で身体を休める事が出来ない場合は、休職をするのも症状の回復を図る良い手段でしょう。
休職の理由はどうすべき?
「境界性人格障害」であることを会社に話していない場合は、事前に主治医に相談してみましょう。
「境界性人格障害」は、うつ病や統合失調症、パニック障害などを併発することがあります。
現在、うつ病は会社でも興味のある病として、真剣に対応している所が多くなっています。
うつ病の診断があれば、「うつ病により3ヶ月の自宅療養を要する」などの診断書を書いてもらいましょう。
会社は、うつ病が1ヶ月程で治る病気では無いことを知っているでしょうから、親身になって対応してもらえます。
まずは、心配せずにゆっくり休み治療に専念することです。
休職中の経済的援助
休職中は、長くなればなるほど経済的に困窮してきます。
独り暮らしの人ならば、休職中は親を頼る事も必要でしょうが、家族の不仲が原因で発症したならば、症状は悪化することになってしまいます。
●休職中は給料の支払いが無い
●健康保険料などの社会保険料を支払わなければならない
●給料控除されていた住民税も支払う必要がある
★健康保険の傷病手当金の申請で最高1年6ヶ月に渡って、給料の2/3支給される
★各自治体の障害福祉課で精神自立支援の申請をすれば、治療にかかる医療費負担が無料になる(精神のみ)
これらの負担するものや、支援される内容については、休職前に会社の上司を通して相談しましょう。
また、診断書や自立支援申請の内容は主治医の診断が必要になりますから、病院で相談してください。
復職よりも回復
休職中は、治療に専念しなければなりませんが、復職がうまくいくのか、このまま退職の方が良いのではないかと不安ばかりが浮かんできます。
「境界性人格障害」だから不安になるのではなく、休職したことがある人はみんな不安に思うことです。
せっかくお休みしていい時間をもらったのに、悩んで過ごしては勿体無いことになります。
復職の心配よりも回復すること、体力を付けること、気分転換を図ることに時間を使いましょう。
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