境界性人格障害と転職
会社を退職せざるおえなくなったのは、「境界性人格障害」が原因ですか。
症状にある怒りの衝動を抑えきれない事、その怒りを暴言として外に出してしまった事、職場の人達に不安や恐怖を与えてしまった事ではありませんか。
感情からくる症状は抑えようとして抑えきれない事もありますが、すべてを「境界性人格障害」のせいにしていては治るものも治りません。
転職前にすべきこと!
次の仕事先を探したい気持ちは理解できますが、焦って仕事先を探しても同じことの繰り返しになります。
退職した理由を自分の事として、正しく分析してみましょう。
すでに主治医のもとで投薬治療を受けているのであれば、相談すると良いでしょう。
会社が悪い、Aさんが悪いと自分以外の人のせいにして考えていると何も変わりません。
会社が悪いなら自分はどうすべきであったか、Aさんに自分は何と言えば良かったのか、自分の事として見直ししましょう。
仕事をするうえで、足りていないスキルや心得ておくべきことは無いかも考えて、就労支援センターや職業訓練を受けてみるのも自信につながります。
治療を優先して自信をつけよう!
退職してすぐの時は、気分も興奮していたり、落ち込んでしまったり、不安定になっているでしょう。
そんな時に次の仕事は考えない方が良いでしょう。
自治体の障害福祉課で精神障害自立支援を受ける事で、医療費の免除を受けながら治療に専念するのも「急がば回れ」で良いことだと考えます。
カウンセリングを受けながら、主治医の投薬治療も受けます。
再就職に向けて専門的に訓練したい場合は「就労移行支援事業所」の相談窓口で、自分の考えと今の症状を話して登録すれば、再就職まで指導サポートするシステムがあります。
人間関係を良好に保つには?
「好き」「嫌い」の二つしかない選択肢の中に、「普通」を増やしてみてください。
「普通」は今まで嫌いだった人かもしれません。
好きだった人だったかもしれません。
もう、トラブルは過ぎ去ったのですから、その時の感情が消えてしまい「普通」の枠の中に入れてください。
「無視」でも良いかもしれません。
これも、ノートに書くことで認識できます。
選択肢を増やすことで怒りの分散も出来るようになります。
訓練することは大変ですが、気持ちが楽に軽くなってくるのが分かってきますから、ゆっくりと人と関わりながら訓練していきましょう。
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