境界性人格障害に向いている仕事
「境界性人格障害」の人は、仕事先でトラブルを起こして長続きせずに、転職を繰り返します。
その原因は人間関係の他に、自分に合った仕事内容であるかどうかもあるでしょう。
「境界性人格障害」であるからと言って、誰でも同じ症状ではなく得意不得意もあります。
「接客業」は向いている?向いていない?
人間関係の構築が難しい「境界性人格障害」の女性の仕事として、「接客業は絶対に避けるべき」と言う意見と「接客業で案外イキイキ仕事している」という話と両極端の意見が聞かれます。
「見捨てられ不安」「人への依存」「儚げな危うさ」などの症状が意見の相違を生んでいます。
事務員やショップ店員などは、来客者の入れ替わりや対応についていけず怒りが生じてトラブルを起こすことが多い為に、人と接する仕事は避けた方が良いとなります。
一方、夜の飲食業については、向いているとする意見が多数あるのです。
見捨てられ不安からくるお客様への密着やまめなメールや連絡、人が入れ代わっても誰にでも依存的な行動で喜ばれ、儚げに見える魅力が男性受けしやすいと言われます。
しかし、お酒を提供して飲酒する仕事では「境界性人格障害」の治療は難しく、向いていると言われ好きな仕事であっても長く続ける仕事ではありません。
実は向いている「介護職」
人間関係で苦悩する「境界性人格障害」ですが、症状や人によっては優しい心の持ち主も多く、人の面倒を見るのが好きで、細やかな配慮が出来る人も多いと言います。
実際に介護職として勤務している人、看護師をしている人もいます。
全く怒りや激しい衝動に駆られることがないわけでは無く、主治医と仕事の相談をしたうえで、イライラが起こってきた時は、頓服薬を服薬することで回避出来ているようです。
また、弱者である高齢者や身体障害者の介助をすることが、人に必要とされ社会の役に立っていると感じることで、自分の存在価値を実感することが出来るのです。
介護職場は、利用者に対する接し方や正しい介護技術を学ぶ必要がありますが、職業訓練で学ぶことも出来るので、案外向いているのかもしれません。
「在宅ワーク」で自分らしく!
人に接することが苦手だけど、空想することや文章を書くこと、細かな手工芸が好きな人、イラストを描いく事が好きと言う人、それぞれの得意な分野で自分を発信してはいかがでしょう。
「在宅ワーク」というフリーランスの仕事の仕方は、人に接することなく得意をお金に変えることが出来ます。
また、ハンドメイドでアクセサリーや小物を作って、オークションやホームページで販売することも出来ます。
自分サイズの自分の出来る範囲で出来る仕事として、治療しながら進めることが出来ます。
大きな収入を得るには、それなりの大変さもありますが、自分で決めて自分で収入を得る喜びがフリーランスにはあります。
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