境界性人格障害と嘘

境界性人格障害と嘘

境界性人格障害と嘘

境界性人格障害の人はよく嘘をつく事があります。それは何故でしょうか。

 

境界性人格障害の人は嘘つき

境界性人格障害の人は嘘をつきやすいです。例えば恋人を自分の思い通りにする為に「今すぐに家に来ないと死んでやる」という嘘で行動を制限したり、他人を貶める為に職場で嘘の悪口を周囲に言い触らしたりもします。また、境界性人格障害の人が女性の場合、男性の恋人が離れて行きそうになったら「妊娠をした」と嘘をついて引き止める場合もあります。

 

また、治療の為に通っている精神科の医師やカウンセラーにも嘘をつき、自分の言う事に従わせるようにする事もあります。その様な事を行っていれば、家族の主張と本人の主張に食い違いが出来る為、医師もカウンセラーも混乱してしまいます。また、入院治療を行っている場合、看護師に医師の嘘の悪口を言って、入院病棟の雰囲気を悪くする事もあります。

 

何故、境界性人格障害の人が嘘をつくのかは、以下の思いがあるからです。

  • とにかく自分を構って欲しい
  • 自分は見捨てられるかもしれない。自分を見捨てて欲しくない。
  • 全て自分の思い通りになって欲しい。
  • ターゲットには自分以外の人と仲良くなって欲しくない。

この様な思いから簡単に嘘をつきます。虚言癖があると考えても良いでしょう。

 

境界性人格障害の人は感情のコントロールが上手く出来ません。その為、自分を自分で支えたり認めたりする事が出来ず、他人から自分を否定される事を非常に恐れています。その為に必死に「自分は悪くない、悪いのは相手だ」と無意識に決めつけ、結果的に嫌いな人を貶める為に嘘をつき続けます。

 

また、ターゲットにした人にはいつも自分を構ってくれる様に、もしくは自分だけを見てもらえる様にする為に、簡単に嘘をついて気を引き
ます。その様な状況が続けば、相手は疲弊してしまいます。その為「そんな事を続けていけば、こちらは困るだけだ」ときっぱりと嘘をつく
事に対して反論し、嘘をつく事を止めるように諭す必要があります。

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