境界性人格障害とメール

境界性人格障害とメール

境界性人格障害とメール

境界性人格障害の人はターゲットにした相手に対して頻繁にメールを送り、返信を待ちます。

 

何故この様に頻繁にメールを送るのでしょうか。

 

境界性人格障害の人が送るメール

境界性人格障害の人は、ターゲットにした相手に頻繁に「今何してるの?」「まだそこに居るの?私もそこに行く」「なんで移動したの?」「相談したい事がある」「今すぐ会いたい」「会ってくれないと手首を切る」「今手首切ったよ」という内容のメールを次々と送ってきます。

 

恋人関係であっても同じ様にメールを何度も送ってきます。それに対して返信が遅くなると「何ですぐに返信してくれないの」「ずっと返信を待って居たのに」「私の事が嫌いになったの?」と、更にメールを送り続けます。

 

そのメールを無視すると「やっぱり私の事が嫌いになったのね」「私の事はもう忘れて」「もう連絡先も消すから」というメールを送ってきます。それも無視すると怒り出し「私の事はもうどうでもいいの?」「死ね」「うざい」「私の前から消えろ」「(恋人として付き合っている場合、彼女から)レイプ被害を受けたって訴えるから」といったメールを何度も送ってきます。

 

この狂気じみたメールの送信は、境界性人格障害の人の心の根底にある「見捨てられ不安」が原因と思われます。返信が遅れただけでも「見捨てられた」と感じてしまいます。

 

しかし、下手に心配している内容のメールを返信すると、「やっぱり私の事が好きなんだね」「今すぐ会いたい」「今すぐ家に来なければ薬を大量に飲むから」というメールが何度も送られてくる為、止めておいた方が良いでしょう。

 

メールを無視し続けると、暴言で満ち溢れたメールが大量に送られてきます。境界性人格障害の人は自分自身を被害者だと思い込んでいる為、メールの相手(恋人含む)を「自分を傷付けた加害者」であるとし、メールでひたすら攻撃をしてきます。

 

どう対応するべきか

もしこの様な状態になってしまった場合、境界性人格障害の人とは少しずつ距離を取るようにして、最終的には完全に無関係の人間になる事が必要です。恋人関係である場合はしっかりと別れを告げ、メールと電話を着信拒否する様にしましょう。

 

ターゲットが去って行った場合、境界性人格障害の人はすぐに他のターゲットを探し出すでしょう。

 

どうしても関係を保ち続けたいと思った場合は、境界性人格障害の人には精神科で受診して、カウンセリングと投薬治療を受ける様に勧めましょう。そして「1日に何回までしかメールを送ってはいけない」「夜中はメールも電話も対応しない」というルールを設ける様にしてみましょう。また「自殺するから」というメールに対しては動揺せずに無視しましょう。

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