境界性人格障害の病院での診断
境界性人格障害の人の診断とは
境界性人格障害の人の診断方法とは、最も有名なものは、米国精神医学階が提示している「DSM」とWHOが提示している「ICD」というものがあります。
精神科医はこれを基準にし、判断しているのです。これを元に治療方針も決まっていきます。
境界性人格障害の診断基準
対人関係、自己像、感情の不安定および著しい衝動性の広範な様式で成人の早期に始まり、さまざまな状況で明らかになるもので、次のうち5つもしくはそれ以上である人です。
- 現実に、または現像の中で見捨てられることを避けようとし、何ふりかまわず、努力をする。
- 理想とこきおろしとの両極端を繰り返し、さらに、その間を揺れ動き、人間関係が激しく変化する。
- 同一性障害(著名で持続的な不安定な自己像や自己感を持つ。)
- 自己を傷つける可能性のある衝動性で、少なくとも2つの領域にわたるもの(浪費や性行為、無謀な運転、むちゃ食いなど)
- 自殺行為、そぶり、脅し、リストカットなどの自傷行為を繰り返す。
- 堅調な気分反応性による感情の不安定性
- 慢性的な空虚感
- 不適切な激しい怒り、その怒りに対しての制御が困難である。
- 一過性のストレス関連性の妄想様観念、または、重篤な解離性症状がある。
これらを基準に、境界性人格障害であるのかを診断し、治療していくことになります。
すぐに診断できるものではないので、病院にいけばすぐに診断されることは難しく、治療をすぐに開始するということは難しいです。ですので、ある程度の通院が必要になりますし、診断されたからといってすぐに直せるものでもありません。ですが、境界性人格障害は治らないものではありません。根気よく、治療に望み、しっかりと通院していくことが大切です。
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