境界性人格障害とバウムテスト
バウムテストとは、「技法的な理解」を絵を描くことによって境界性人格障害の人の心や行動を判断するアートセラピーの部類に入ります。
自身もバウムテストを実施した経験があり、「まさにその通りです」の結果が出た時は驚愕しました。
境界性人格障害の人の心理を知るにはバウムテストが適してるのかもしれません。
バウムテストの診断とは
バウムテストは画用紙の使い方からその人の行動や性格が分かるんです。
例えば
画用紙を横向きにして絵を描く人は、「自分の環境に不安があり無意識に反発する傾向と、周りが自分が合わせてほ欲しいと思っている」ことが引き出せるのです。
絵が遅い、早い。木の描く位置など精神が安定しているのか、周りを支配しているのか、気持ちが不安定なのかを判断できるのは凄いとしか言えません。
自身が描いた絵について参考に記します。
- 画用紙は横向き
- 線が太い
- 描く時間が早い
- 木を描く順番は葉っぱから
- 場所は画用紙の右端
- 描いた時期は秋ということもあり紅葉
- 絵がザツ
判断すると
- 自分の環境に不安がある
- 感情的な行動が目立つ
- 見栄をはる
- 人を支配する傾向あり
- 周りを意識しやすい
- 心が不安定
このような結果でした。
当時、リーマンショックで職を失った直後で、振りかえってみると「解雇された」ことを世間のせいにしていた記憶があります。
バウムテストの効果は高い?
境界性人格障害の人は自分に向いてほしい傾向があるため、対人面接だと専門医の言うことを聞かない傾向があります。
このように、絵を描いた診断するバウムテストは当事者の無意識な行動から状況を読み取ることができるため、効果は高いと言えるでしょう。
絵から読み取ることで当事者の心に近づけて、当事者に合った治療法が見つかるというメリットがあると考えています。
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