境界性人格障害の家族についての相談

境界性人格障害の人をお持ちの家族の人からの相談は、とても多いのです。本人が気づいていない場合、家族の方が振り回され続け、へとへとになり、すがる思いで病院へ問い合わせるということも少なくないです。

家族から相談を受けた医療機関は、家族も一緒にカウンセリングを受けることがあります。

境界性人格障害の知識を高める必要があり、どのような対応が必要なのか、患者さん本人が、自分の感情を話す事ができず、家での様子が分からないときなど、ご家族からご家庭の様子を伺うことでどのくらいの状態であるかが医師としても把握することができるので、家族の存在は、医療機関にとっても大切な存在です。

家族は、患者さんから被害を受けている場合も多く、家族の方も精神的に追い込まれていることもあるので、カウンセリングを受けることで、患者さんの気持ちや家族の気持ちを汲み取ってくれ、間に入ってくれることもあります。

また、入院なども進められることもありますが、この場合、お互いのためと思って入院を積極的に受け入れ良くといいでしょう。入院することで、患者さんとの距離がとれ、家族の方は、心を休めることもできるので、良い機会となります。

境界性人格障害の症状をお持ちの方で困っている方がいらっしゃったら気軽に医療機関にご相談いただくといいと思います。家族会などもあるのでそちらのほうも調べてみるといいと思います。

境界性人格障害は、本人だけを苦しめるものではなく、周りの方も苦しめるというのが大きな特徴で、そのせいで、人間関係がうまくいかないということも沢山あります。このようなことが続くと、本人も周りの人も疲れてしまいますので、早めにご相談くださいね。

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