境界性人格障害と子育て
境界性人格障害を持った人の子育て
境界性人格障害を持っているからといって子育てができないという訳ではありませんし、この病気は遺伝するということはあまり考えられません。多くの場合は、幼少期の子供と母親との関係にあるとされていますので、産まれもってという方はいません。性格的になりやすいということはありえますが、うまれつきというのはないので安心して子育てをしてほしいと思います。
ですが、境界性人格障害を持っている人は、自分が育ってきたような育て方で育ててしまうので同じようなことが繰り返されてしまうと言うことも十分ありえます。
同じような育て方をしてしまうと同じように境界性人格障害になる可能性も少なくないのですが、境界性人格障害であることを自覚しながら育児をしているのであれば、同じようにさせたくないという気持ちがあったり、治療に励みながらしっかり育児を行っている人もいるのです。
子育てができないということはありませんが、子育ては普通の人でも大変なことですので、周りの人の協力はとても大切になってきます。
負の連鎖をとめる
親から子へと境界性人格障害が遺伝のように現れてしまうこともありますが、その場合、子供を親から引き離すことが必要になります。親が自分の子供頃にされていたように、自分の子供に対して同じようにしてしまうのであれば、それは完全に負の連鎖の状態です。それをとめるためにも親と子供引き離して別々に暮らすことも考えてあげることが両者にとっていいことなのかもしれません。
境界性人格障害だからといって最初からできないだろうと決め付けてしまうのはよくないのですが、できないのではないかと判断された場合、子作りは避けておいたほうがいいと思います。
スポンサーリンク