境界性人格障害と家族の問題

境界性人格障害と家族

境界性人格障害を持つ人がカウンセリングを受ける必要はありますが、家族も一緒にカウンセリングを受けるといいでしょう。なぜなら、一番の理解者である必要があるのが「家族」の存在です。さらに、家族は患者さんにとって身近な存在であるため、患者さんが感情をぶつけるということもあり、被害をうけることも少なくないのです。

このときに、家族としてどう接するべきであるか、どのようにしていく必要があるのかを相談できるので、一緒にカウンセリングを受ける必要があります。このことから本人とその家族が一緒にカウンセリングを受ける必要があるのです。

→境界性人格障害のカウンセリング

家族の存在

医者からみても家族の存在は大きく、患者が治療を受けたくないといった時、ご家族と医者とで話し合うことで、治療を進める方法を考えられます。そして、家族にも治療法を納得してもらうことや患者さんの行動や心の問題を理解できるようになってもらえると、家族と患者さんとの適切な距離間をとることができるようになり、患者さんと家族との関係が良いものとなってきます。

また、患者さんにとっても家族の存在は大きくなっています。家族が理解してくれている、協力的である場合、頼りやすいといこともありますし、患者さん自身も困ったことがあれば相談しやすいものでしょう。理解し、そばにいることで、患者さんは安心して治療を進めることができます。

境界性人格障害は、患者さん自身が治ればいいというものではなく、患者さんの身近にいる家族だからこそできることが沢山あります。家族の方も一緒にカウンセリングを受け、良い関係性を築いていくことで、患者さんも早く回復へ向かうことができるようになります。

境界性人格障害家族カウンセリング