40代の境界性人格障害の特徴
30代で症状が軽減してくると言われている境界性人格障害ですが、40代でも症状が現れる人は少なくありません。
40代の境界性人格障害の人にはどの様な特徴があるでしょうか。
境界性人格障害の特徴:40代
境界性人格障害が一度寛解しても、日常生活での些細なきっかけで症状がまた現れてしまう事があります。やはり心の根底には「見捨てられ不安」が根付いています。
40代になると、若い頃に行っていた自傷行為が自殺行為に変わり、死ぬ為にリストカットを行ってしまう人が多くなります。
気分が落ち着いている時は何も問題は無いのですが、精神科で治療を行っていない場合は、急に激昂し、周囲にいる人に攻撃的になる事があります。
40代になると、今までターゲットにしていた対象が友達・恋人から自分の子供・夫(もしくは妻)に変わっている場合があります。自分の子供に対しては、全て自分の思い通りにさせようとし、もし思い通りにならない場合は激昂します。もしくは「嫌い」の対象として無視(ネグレクト)をします。この事によって子供までも境界性人格障害になってしまう可能性があります。
夫(もしくは妻)に対しても自分の思い通りに接してくれないと激昂します。時には暴力を振るったり、暴言を吐いたりする事があります。
しかし気分が落ち着いてくると「自分はそんな事はしていない、言っていない」と何も無かった様に振舞います。
気分によって夫(もしくは妻)の会社に何度も電話をして、構ってもらおうとする事もあります。それによって職場での業務に支障をきたす
事がある為、夫(もしくは妻)がきっぱりと会社に電話をする事を止めるように言い聞かせる必要があります。
40代であっても、「見捨てられ不安」を抱えた子供だと考えると良いでしょう。
まず必要な事は、精神科を受診させ、カウンセリングと投薬治療を受けさせる事です。また、子供が被害に合わない様に、親族側でサポートをしてあげる必要があります。
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