10代の境界性人格障害の特徴

10代の境界性人格障害の特徴

10代の境界性人格障害の特徴

10代は年齢的に多感な時期です。この時期に境界性人格障害になる人が出てき始めます。

 

10代の境界性人格障害の人にはどの様な特徴があるでしょうか。

 

境界性人格障害の特徴:10代

10代前半の頃は、大半の人は親と同居しています。その親から愛情を受けていると感じられずに育ってきた為、親に対して見捨てられるのではないかという不安を抱えたまま生活をしている人が多いでしょう。また、学校で出来た友人に対しても「見捨てられ不安」の感情を抱きます。

 

落ち着いている時は知的な優等生である場合が多く、友人も少なくは無いでしょう。しかし自分で精神的に処理しきれない様な困った状況に陥ると、自分でどうして良いのかが分からなくなり混乱し、学校を早退して、自宅の自室でリストカットをしてしまう人が多いです。そのリストカットは自殺をする為ではなく、自分の気分を落ち着かせる為の自傷行為です。

 

心には親と友人から見捨てられる事への不安感、虚無感、寂しさで満ち溢れています。その為、感情のコントロールが上手く出来ないという特徴があります。

 

もし身近に親身になってくれる友人が出来ると、その友人をターゲットにして母親の愛を求める様に依存をします。その為、学校で昼食を摂る時もトイレに行く時も、いつも一緒に居る事を切望します。一緒に居る事により、自分の中の空虚な部分を埋めようとします。

 

そして、その友人と離れて自宅に帰ると、親に対して暴力的な言葉を吐いたり、暴力を振るったりして、自分を愛さない事に対して怒りを見せます。しかし、気分が落ち着いている時はその様な問題行動は起こしません。精神的に非常に不安定であります。

 

この様な状態が見られた場合、もしくはリストカットをした痕を見つけた場合は、親はすぐに病院の神経科で診察を受けさせる必要があります。境界性人格障害の症状は、早めの対応と治療が大切です。

 

親も一緒に医師の診断を聞き、また1対1のカウンセリングの結果をカウンセラーから聞いて、今後どの様に子供に接していくべきかを考え直す必要もあります。

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