境界性人格障害の彼と7年間の生活
プロフィール: kyamiさん、40歳女性、主婦
境界性人格障害の彼と7年間、生活を共にしました。
彼は気分の波が大きく、まるで毎日がジェットコースターのように、幸せと不幸せを行き来していました。私が与えても、与えても、まるで愛情を試すように、要求のレベルが上がって心身共に困憊の日々・・・。
彼は、職場の人間関係のトラブルも多く、普通の人と比べてストレス耐性も低く、また、思い込みも激しいため「きっと相手は僕を嫌っている」という想像をして、実際にそうではないのにもかかわらず、仕返しをするような真似をしていました。
そのためか、人間関係を必要としない部署に転属させられましたが、彼はそこでの仕事を穏やかにこなしていました。
あるとき、彼は私を試しました。
「もう一緒に生活したくない!荷物をまとめて家を出て行け!」と、、、
私は当時、完全にフラれたと思い、数日後、彼のいない日に泣きながら家を出ました。
私が買ったものだけを持って出ましたが、彼は私を泥棒扱いで、共通の友人たちに、「あいつが家具一式を持って逃げた」と言い回り、わたしも腹をたてて連絡しませんでしたが、そのうちに「やっぱり帰ってきてほしい」とメールが来て、私は「もう信用できない。戻らない。」と返事し、その後一切の連絡を絶ちました。
彼はその後、一日に何十通ものメールと電話で私に謝罪しましたが、全て無視しました。
無視するのは私にとって本当に辛く、何ヶ月も毎日泣いて過ごしました。
そのうち、彼はカウンセリングに通うようになったとのこと。そこで「境界性人格障害」であるとの診断を受け、必死に自分自身と向き合っているようでした。
次第に、彼からのメールの文章が、心から伝わるものになり、本当に特異な例かもしれませんが、現在は治ったかのように見えます。
また、今の彼ならうまくやっていけるような気がします。
境界性人格障害の人は、その障害ゆえに魅力的に見えたり、急に裏切ったりなどをしますが、本人も相当苦しんで、なすすべなくそのような行動に出ているのかもしれません。
まずは、境界性人格障害に強い精神科を受診して、認知行動療法などを利用し、ご自身が楽に生きられるようにしてみてはいかがでしょうか。
境界性人格障害の方と、ご家族の方が、少しでも快適に暮らせますよう、心よりお祈りいたします。
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