【境界性人格障害の体験談】愛のない世界で独り生きる

【境界性人格障害の体験談】愛のない世界で独り生きる

【境界性人格障害の体験談】愛のない世界で独り生きる

31歳になり今までたくさんの別れを経験しました。

 

誰もが想像しないほど些細な事で信じられないほど何度もです。

 

大切な友達も恋人も今となってはみんな私の側にはいません。

 

今までなぜかわからないけど、

 

心の中にずっと晴れない真っ暗闇があるような感覚で生きてきました。

 

いつも大切な人との関係ほどうまくいかなくなり自分に嘘をついて、

 

相手のせいにしてその場から逃げて来ました。

 

なぜだろう…

 

何度も何度も考えたはずがまた何度も同じループにはまっている。

 

その繰り返し。

 

もう、私には誰の側にもいる資格はないと諦めた時に今の旦那さんに出会いました。

 

彼は本当に人にまったく興味のない人。

 

愛されてる感覚は全くありませんでした。

 

相変わらず私も相手を思い通りにしようと彼に食ってかかる毎日。

 

今回もダメだろう…

 

正直、諦めてました。

 

なのに不思議な物でいつもの言い合いで私はある事に気付きました。

 

私は愛されたいんだと。

 

この感覚は何なのかと思い私はインターネットで調べ始めたところ、

 

私は境界性人格障害なんだと言う事が分かりました。

 

なぜか嫌な気持ちは無く

 

長年探し続けた答えを見つけ出せてすっきりするような感覚でした。

 

そこから私は愛し方も愛され方も知らないんだと。

 

愛情や好意や、相手が自分を必要としているということさえも私には一切感じる機能が備わっていないという事に気付いたんです。

 

それは相手にとって自分が必要なのかという事に異常なほど固執しているという事なのです。

 

相手がどれだけ自分を大切だと言われようとそれを信じる事が出来ないからです。

 

全ての人を信じていないんです。

 

裏を返すなら、信じられないと言うよりも絶対に裏切られると言う張り詰めた生き方。

 

気付けば私の周りは360度私を傷つける敵だらけでした。

 

そして、私の心の中はまったく貯蔵されない底抜けタンクのようにもらった愛情は全て感じる事なく吐き出され、私は愛情だけを欲するお化けになってはいました。

 

この人なら愛してくれる。

 

愛されなかったからこのじゃない。

 

そんな思いの繰り返しで出会いをちぎっては投げ、ちぎっては投げ。

 

きっといつか私を受け止め、

 

必要としてくれる人が居るはずだと、私を大切にしてくれた人達をたくさん傷つけてきました。

 

100%の愛情を望んだが為に大切な人達を失って来ました。

 

失うたびに自分も傷つきながら。

 

まるで地獄に向かうループ。

 

終わりのない苦しみ。

 

なぜ私が…

 

実際、私がこうなった事に私自身の責任は無くただ、幼少期に運悪く寂しい思いをして自分の存在を許せる場にいれなかったからとしか言いようがないんです。

 

そんな自分の境遇を心から恨んだ事もありました。

 

31年晴れない気持ちに苦しみ続けたのですから。

 

しかし、今は私自身も親になり

 

この今まで感じた出来事は何か意味があったんだと思いながら今だに新しい発見をしながらも晴れない気持ちと戦い生きています。

 

決して自分の子供だけにはこんな悲しい思いはさせないようにと奮闘する毎日です。

 

まだ完全に良くなった訳ではありませんが必ず良くなるんだと信じています。

 

家族も友達も恋人も全てまとめてそれは愛で。

 

きっとこの苦しみを味わったからこそ見つけられる愛があるのだと私は思います。

 

愛を欲する前に、そして誰かを愛する前に今度はしっかり自分を愛していこうと私は思っています。

 

きっと常に自分の心の中にある闇の正体に気付かずに日々苦しんで生きている方はたくさんいるんだと思います。

 

それでもきっといい事もあるし、

 

ついてるなんて嬉しくなる日もある。

 

ついてないな〜と思っていた時のまるでサプライズのような突然のいい出来事は全てをちゃらにする。

 

悲しくて悲しくてどうしようもない時に誰かに優しくされるとあたたかい気持ちになってまた元気に過ごせる。

 

たくさん悲しんだから

 

たくさん泣いたから

 

たくさん苦しんだから

 

あとは人生良いことしかないだろう。

 

それにこんなに苦しんで時間を無駄にした分、絶対に取り返して残りの人生は満足してやろう。

 

私はそう考えています。

 

希望だけは絶対に捨てずに生きていこうと思うんです。

 

きっと希望だけは信じれば誰にでも平等にあるはずですから。

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