境界性人格障害の原因
境界性人格障害になる原因ははっきりとはわかっていませんが、ある程度のことはわかっています。その原因は、大きく分けて二つに分類できます。
1.遺伝によるもの
遺伝によるものもあるのですが、境界性人格障害になりやすい性格として産まれてくるというものです。
2.環境によるもの
環境は、幼少期の虐待や母親との間に愛情関係が築けなかったことが大きくなっているということです。
多くは幼少期の母親の存在
遺伝または、環境によるものですが、遺伝的にかかりやすい人が育った環境により引き起こされると言う場合もありますし、環境によるものでなるという場合もあります。多くは、環境によるものです。
幼い頃に親が過剰に過保護により育てると母親に理想の子供になってほしいという押し付けが入ることにより、ひきおこされます。逆に無関心な母親というパターンもありますが、どちらも母親からの愛情を受け取ったと感じることができずに育ってしまうと後に境界性人格障害をひきおこします。
上記のように母親との安定した関係が築けずに育った子供は自己否定感を持ちやすく、さらに、他人に対して攻撃的な態度をとったり、発言をしたりし、感情がコロコロ変わるためコミュニケーションがとりにくくなります。
ですが、母親だけが影響を与えているわけではなく、もちろん父親やその周辺にいる人たちの影響もあります。
上記のような理由で境界性人格障害はひきおこされますが、母親自身も境界例であった場合というのも少なくありません。
境界性人格障害はこのようにして引き起こされますが、原因をつきとめたり犯人探しをしたところで症状はよくなるというものではありません。今できる治療に専念し、早く治すことを目指していきましょう。
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