境界性人格障害の見捨てられ不安の克服
境界性人格障害と見捨てられ不安
境界性人格障害の人からすると、愛している人から見捨てられることはこの世の終わりと言ってもいいほど恐れるべきことになります。そのため、見捨てられないように、一生懸命になるのです。
それは、普通の人では考えられないようなことをします。例えば、自殺行為やリストカットなどの自傷行為です。これらの行為をして、周りの人を脅かし、離れていくのを食い止めようとするのです。ですが、これは周囲からすれば、疲れるだけの行為で、面倒みきれないと思わせてしまう行動なんです。
見捨てられ不安を克服するには
では、このような行動にさせないためには、どのように対応するべきなのかと思うと思いますが、まずは、見捨てられ不安を引き起こす根本の原因をみつけなければいけません。また、克服するには、カウンセリングをを行い、思考習慣を改善していきます。
周りの人の対応は、見捨てられた思わせてしまったとき、もしくは、脅しの行動が見られたなら、そのときに、「見捨てていないよ」「あなたの味方だよ」と言い続けてあげてください。すぐに改善されるものではありませんが、しっかりと気持ちを伝えていくことで、それを理解し、次第に見捨てられる不安が和らいでいきます。
それと同時にカウンセリングを行っていき、必要に応じて薬を飲んでもらうようにしましょう。
境界性人格障害は、決して直らないものではありません。根気よく治療を続けることで、症状が緩和し、克服へと繋がります。
諦めることが一番克服への遠回りになってしまいますので、諦めないこと、気持ちもに負けないことも大切です。
普通に生活を送っていれば、見捨てられることはないのですから、そこを理解させてあげることも大切なことだと思います。
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