境界性人格障害の自助グループ
境界性人格障害の人の社会復帰をサポートするには、家族やパートナーの支えの他にも外部の支援があれば、より安定した社会生活を送る事が可能になります。
人格障害の中でも境界性人格障害は、周囲の人も巻きこむことから危険な人達と敬遠されることが多く、メンタルクリニックや医療機関併設のデイセンターでも、受け入れが多いとはいえません。
境界性人格障害の支援・サポートとは?
境界性人格障害の治療には、薬物療法、対話療法、カウンセリングなどが用いられますが、家族やパートナーだけでは支えきれない時があります。
調子が悪く不安定な時など、誰かがついていないと自傷行為や自殺未遂の破滅的行為を起こすことが有ります。
そうならないように見守りが必要になります。
サポートや支援を受けるシステムがあれば、家族の負担も少なくなります。
この時の支援とは、情緒的支援=話を聞いてもらえる人が居る、実践的支援=金銭管理や事務処理などの補助などがあり、自助グループや各障害者ネットワーク、掛かりつけ医や精神保健医療チームのサポートを受けることが出来るのです。
境界性人格障害の自助グループはない?
境界性人格障害の自助グループを検索しても、探し出すことが出来ません。
ネット上で告知していないのかもしれませんが、うつ病、摂食障害、アダルトチルドレン(AC)は各都道府県に存在して活動している様子が伺えますが、境界性人格障害については告知がありません。
ミーティングへの参加者が境界性人格障害の危険人物(ターゲットを探している等)となると、ミーティングの安全管理の為に敢えて告知していない事も考えられます。
境界性人格障害の自助グループやミーティングに参加して、同じ悩みや苦しみを抱える人と思いを共有したいけど、見つけられない場合には、アダルトチルドレン(AC)の自助グループに参加してみることをおすすめします。
症状の辛さや苦しみを共有しながら、共に暮らして助け合うグループホームなどの存在も考えられますが、自力で探すことは困難です。
各県や市町村の精神障害福祉課部門やクリニックの相談窓口で相談してみると良いでしょう。
積極的に治療して社会化を実現しようとする行動を、応援する人は必ず見つかるでしょう。
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