境界性人格障害の自己同一性障害とは

境界性人格障害の自己同一性障害とは

境界性人格障害の自己同一性障害とは

境界性人格障害の症状の一つである、自己同一性障害というのがあります。自己同一性障害とは、自分がどのような人間であるかがわからないということです。

 

適切な判断が難しい

自分がどういった人間であるかということがわからないので、様々な場面で判断をしなきゃいけないときや行動をしなきゃいけないときにうまくできないということもあります。

 

例えば、周りから強い影響を簡単に受けてしまうということ。周りと自分との区別ができないので、自分が他人と同じであるように感じてしまうのです。結果、この判断が受け入れられないと強い怒りや抑うつという状態に陥ってしまいます。

 

さらに症状が進むと解離性症状が現れることもあります。強いストレスにより、自分の考えや感情、意識が他の部分から切り離されてしまうという状態をいいます。

 

解離性症状

  • 解離性健忘(自分の行動が記憶になくなるということです)
  • 解離性同一性障害(多重人格でもあり、自分の一部が他の人からみると全然違う人にみえるということです。) →境界性人格障害と解離性同一性障害
  • 離人症性障害(自分が自分でないと感じてしまうことです。)

これらの解離性症状は、自己同一性障害の症状が現れている人だけでなく、境界性人格障害の人でも起こりうることで、抑うつ状態や激しい怒りに襲われたときになります。

 

自己同一性障害も境界性人格障害の一つですので、もちろん、治療が必要ですので、精神科にいきしっかりと治療を受けることが大切です。また、周りの人の理解やサポートも重要となってきます。家族の人に助けてもらうことも大切となってきますので、家族の人に助けてもらいながら、しっかり治療をうけ、回復に向かっていってほしいと思います。

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