境界性人格障害の被害妄想の治療

境界性人格障害を煩っている人は、被害妄想をしがちになります。その結果、幻聴や昏迷といった症状がみられることもあります。

被害妄想は、自分の身の回りで起こった出来事を全て悪いようにとってしまい、さらに、それが、自分に対する攻撃だと思い込んでしまうのです。そして、自分の悪口が聞こえてくるという幻聴が起こったり、無反応になってしまう昏迷と言うものに繋がっているのです。

被害妄想は、自分の思い通りにことが進まなかったり、思い通りに人の反応が得られなかったりすることで、出る症状です。

これらの症状がみうけられても永遠に続くことはありえません。一時的なものと思っていいと思います。

治療法としては、被害妄想に対しては、薬や病院で何かしてもらわなければならないということは少ないと思います。なぜなら、一過性のものであり、ずっと続くのではないわけですので。

あまりに長く、持続される被害妄想であれば、違う病気と言うことも考えられます。ですが、境界性人格障害の症状からくるものであれば、被害妄想に対するお薬をもらうことより、被害妄想にいたってしまう過程がどうだったのかを追求していくことも大切ですので、カウンセリングを受けることも大切だと思います。

カウンセリングを受けることは、自分の思っていることや行動してきたことを話すことが可能になり、カウンセリングを通して、自分の行動に誤りがあったことなどを確認できる場でもあります。それらを気づくことで、被害妄想であったことに気づけると思います。

ですので、病院を受診することは大切になります。

また、被害妄想に周りの人振り回されてしまうこともあると思いますが、これも一過性のものと思って感情的にならないように対応をお願いします。